2013年3月15日

Wish and Anguish


  ディッシュ、ウォッシュ、ブラッシュ、マッシュ
―― 皿、     洗う、   磨く、   潰す ……

冲方丁『マルドゥック・スクランブル The 1st Compression――圧縮』

1年と3ヶ月続けた映画館のアルバイトを先日退職しました。
いろいろ大変なことや辛いことや悩んだこともありましたが、それでも終えてみて「働いて良かった」と思える職場でした。

僕には夢が3つありまして、そのうちの1つが「映画館で働いてみたい」だったのです。
夢が1つ叶いました。
3月になったら、進路が決まっていようが決まっていなかろうがバイトは辞めようと決めていたのですが、いざ辞めてみるととても寂しくて、働きやすい職場で働ける環境を失ったことがとても残念に感じてしまいました。

もともと映画が好きだったので、僕にとってはぴったりな仕事でしたね。
接客業はコンビニバイトで失敗してから苦手意識が強かったのですが、意外とそうでもなくなりましたね。人見知りであるのと接客の仕事とには相関関係はあまりないのかもしれません。人によるでしょうが、経験がものをいうのかもしれないですね。
以前どこかで「人見知りを治す必要はなくて、自分の性格に見合った職業選びが大事」みたいな記事を読んだのですが、人見知りであるかどうかではなくて、やりたい仕事がどうかが大事ってことなんでしょうかね。

仕事内容としては、チケットもぎったり清掃したり、売店だったりチケット売り場だったり。
朝も入ったり、閉館までやったり(主に後者が多かったが、12月の繁忙期は朝ばっかりでしんどかった)。

最初はあくまでも公務員として働くまでの「つなぎ」としてバイトしていましたが、公務員試験2年連続全落ちのバッドエナジー全開の僕としては、もうこのままフリーターとして働くのもいいかなとか思っちゃってましたけどね。
公務員試験2年連続全落ちしたら首をくくるつもりだったし。
でもまあなんだかんだで生きてます。今日は朝すごく気分が落ち込んでいて、普通に過ごせるかどうかわかりませんでしたが、なんとかなっています。

意外と能力が評価されていたみたいで、とても嬉しい気持ちになりました。
以前1回だけすごく褒められたことあったけど、結構怒られたり注意されたりすることも多かったので、「中の上」ぐらいの評価かなと思っていたのですよ。
僕が他の映画館に対して厳しい評価を下すことが多いのは、お客さんにとって居心地のいい映画館のスタッフであろうとしていたからなんですよね。
こういう心構え、ホスピタリティっていうんだけど、意識するのとしないのとでは大違い。

自分のこと「がんばってる人間」だって全然思わないけど、最後に自分の良い評価を話されたから、がんばってたのかなあって思っちゃいました。
甘いかな。
足りないところもすごく多かったしなあ。
結局病気のことはずっと隠してた。力仕事もあるし、夕飯がコンビニ弁当になってしまうのはよくないって親から心配されてたからね。

僕は昔から、「他人の見ていない(気づいていない)ところで役に立つ仕事」をするのが好きで、いつのまにか必要なものを用意しておくとか、映画館の仕事ならスクリーンの清掃だよね、そういうのが好きなんです。
掃除したり整理整頓したりするのが好きなんですよ。
図書館司書の仕事も向いてるかもしれないよね。在学中に無理してでも資格とっておけばよかったなぁ。教職諦めたんだったら、司書や博物館員の資格取れたよねぇ。今からでも取れるっちゃ取れるけど、難しいなぁ。

「自分に向いてる仕事」が一体何なのかわからなくて、いろいろ検索してたら『13歳のハローワーク』に興味深いことが書いてあるみたい。
でもこの本にはものづくりニッポンの魂が載ってないとか。ものづくりを忘れた(失った)国は滅びると世界史で学んだからね。

残り2つの夢は、小説家になること、そしてライター(何かしらの物書き)として働きたいというもの。
前者は追い求め続けられるけど、後者はチャンスを1度棒に振ってしまいました。
AppBankのライターの募集があったので応募したかったのですが、忙しくて応募できなかったのです。未だに後悔していることの1つですね。
結局どんな職業が自分に向いてるか向いてないかではなく、やりたいと思える仕事に出会えるか出会えないかなんでしょうね(おそらく村上龍の受け売り)。
今年は厄年ですし、今まで良い出会いという出会いもありませんでしたから難しいかもしれませんね。

実は新しいバイトを始めています。
うまくいけば正社員にもなれるかもね。
「やりたいこと」を見つけなきゃならんが、僕の「やりたいこと」って小説を書くことなんですよね。だから小説を書く職業に就くことが一番効率がいいんだけど、誰でもなれるわけでもないしな。

途中で命を絶つことがなければ、爺さんになっても小説は書き続けてたいよね。どんな仕事をしててもさ。

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