2013年2月18日

アウトロー

トム・クルーズ主演の『アウトロー』を観ました。
ストーリーはよく注意しながら観ないとわからん感じになるとは思いますが、一応僕は理解できたつもりでいます。
まさに現代版『マルドゥック・ヴェロシティ』とも言えるようなクライム・サスペンスで、『グランド・セフト・オート』のような空気感・雰囲気があります。
CSI科学捜査班が好きな人なんかにもおすすめ。




※以下、ネタバレを含みます。ご了承ください。


いきなり無精髭を生やした男が無差別射殺を始める。にわかに総毛立つ展開。
現場検証を始めて、遺留品から容疑者に上ったのはバーという男。逮捕されて、死刑執行の同意書にサインして面倒な裁判をなくせって言われるんだが、彼がサイン欄に書いたのは「ジャック・リーチャーを呼べ」。

『アウトロー』の原題は『ジャック・リーチャー』。
予告編では、「行き着く先に事件あり。世界で最も危険な“アウトロー”」とかってフリが入ったから、ジャック・リーチャーは悪人だと思っていた。
でも、彼は犯罪調査官みたいなもので、マルドゥック的に言うならば「事件屋」。
バーの弁護士と組んで、二人で「事件屋稼業」をやっていきます。

警察の証拠品から推理したり、実際に現場検証をしたり。
物語序盤で登場した髭面の男を二人は知らない。バーの人相とは違うので、注意して観ていないと「なんか変だな」という違和感すら感じられないので気をつけましょう。
で、真犯人の奴がいろいろと工作してくる。
街のゴロツキを雇ってジャック・リーチャーを襲わせるところなんていかにも『マルドゥック・スクランブル』。

展開は意外とスロー・ペースなんですが、ジャック・リーチャーの行動や頭の回転があまりにもスピーディーなので、観ているこっちは振りまわっされぱなしで、ストーリー自体は速いわけではないのに整理するのに一苦労する。一度観たあとで、もう一度観るのもいいかもしれませんね。

終盤の展開はやっつけ感もあるかもしれない。
このサスペンスを終結させるためにもうしょうがないからこうしちゃおうっていう妥協。
途中まではすごく面白かったのにね。

でも、ラストはかなり良かったと思う。
『マルドゥック・ヴェロシティ』を最も彷彿とさせたのはこのシーンにあって、敵のボスを殺すつもりなんてなかったのに、殺さなければ己の身が危うくなる。
まさに09法案を守るために仕方なくイリーガルな方法で戦わざるをえなかったボイルドのようではありませんか。

バーの無実を直接法廷で証明することは叶わなくなりましたが、面白い方法で立証しようとするのも観どころのひとつかも。
「どう計画する?」という問いかけに、ジャック・リーチャーが予想した通りの答えを出す。

ベッドシーンが一度もないというのも高評価。
モーテルで思わせぶりな態度をするシーンが活きてきますよね。

サスペンスが好きな方にはおすすめですね。

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