2013年1月29日

ホビット 思いがけない冒険

やっとこさ観ることができました、『ロード・オブ・ザ・リング』の前日譚『ホビット 思いがけない冒険』。3時間ある大作ですが、序章に過ぎません。
そもそも原作『ホビットの冒険』は『指輪物語』よりも前に書かれたもの。『ダ・ヴィンチ・コード』と『天使と悪魔』みたいなものですね。
ビルボ・バギンズと指輪をめぐる話で、ガンダルフやエルロンド卿などお馴染みのキャラクターも登場し、活躍します。若かりし日のビルボ役はマーティン・フリーマンです。
今作も三部作。第二部「スマウグの荒らし場」は今年12月13日公開予定とのこと。あと1年近くも待たなきゃならんのか!
『ロード・オブ・ザ・リング』は確か三部作すべて映画館で観たと思う。高校生のときは昼休みにレーザーディスクで観たなぁ。DVDやブルーレイだと本編映像が2枚組になってるらしい。ゲームかよと思った。
ブルーレイセット、金貯めて買うかな、いつか。



以下、ネタバレを含みます。ご了承ください。


予告編を観たかぎりでは、いきなりビルボの旅の話になるのかなぁ、なんと言っても「思いがけない冒険」だし。
と思っていたら、いきなり速い展開でドワーフたちが故郷を奪われた話から始まります。まあ、きっかけもなしに旅には出ないですからね。ただ、この今までの経緯のシーンがことごとく速い。じっと目を止めていられるシーンがほぼありません。目くるめくストーリーです。
金の匂いをかぎつけたドラゴンが襲来して、って、なんで? って感じ。まあ、冥府から蘇ったネクロマンサーであるサウロンが〜というロード・オブ・ザ・リングの話もなんで? って、最初はみんな思ってたことでしょう。
なので、第二部のタイトルが「スマウグの荒らし場」である以上、襲来した火龍・スマウグの意志というかキャラクターがわかるのは第二部以降ということですね(僕は原作を読んでいません。すみません)。
スマウグが登場するのは、冒頭でドワーフたちの国・エレボールを襲うときと、ラストの「つなぎ」のみ。
襲うシーンでは、スマウグの全体像が速すぎて見えず、なおかつ火を吹くので、煙や火炎で姿をはっきり捉えることができません。しかしながら、スマウグ視点の描写もあって、空を飛んでるスマウグの目にカメラがついてるような、『ジョーズ』的手法もあります。
ドワーフとエルフは仲が悪いという設定でしたが、この襲われてるときに近くまでエルフが来ていたのに助けに入らなかった。それをドワーフの王子であるトーリン・オーケンシールドが目にしたからなんですね〜。
ちなみにこれは60年前の話。随分前のような気がしますが、ロード・オブ・ザ・リングでビルボの百何歳かの誕生日がどうたら言ってるので、歳月はあまり関係ないかと。ドワーフもエルフもホビットも人間ではないしね。

さて、ここで「UNEXPECTED JOURNEY」のタイトルロゴが登場。「HOBBIT」のタイトルロゴは冒頭で登場しました。やはりタイトルロゴはもったいぶったように、プロローグ挟んでから表示される方が好きだ。
老いたのちのビルボと、フロドが登場します。例に漏れず事前情報は予告編を観ただけで行ったので、嬉しい誤算。過去の回想というか、ビルボがフロドのために綴っている物語という形で今回の三部作は描かれるようですね。原作の発表と映像作品の発表が前後逆なので、うまい導入だと思いました。ロード・オブ・ザ・リングファンを大事にする姿勢が受け取れます。
ビルボが庭のベンチで煙管をふかしているときに過去への回想へ移行します。著述する物語(というか自伝)の構想を練っている風ですね。あと映像的に面白い。若いビルボ役のマーティン・フリーマンに変わります。彼の演技がまた個性的ですね。
そしてガンダルフ登場。イアン・マッケラン氏、全然変わってないなぁ〜。ロード・オブ・ザ・リングから10年近く経ってますがな。
あとでゴブリンとの戦いがあるのですが、73歳とは思えないアクションを繰り広げます。すごい!
ビルボの家で天井のランプに頭をぶつけるシーンは、ロード・オブ・ザ・リングファンを喜ばせましたね。この頃からか〜と。作品づくりへのこだわりを感じますね。

ガンダルフがビルボを選んだ理由についてはまだはっきりとは明かされていません。本当は誰でもよかったのかもしれませんし、直感で判断したのかもしれません。この辺りも裏があるのかないのか第二部以降に期待するところですね

ガンダルフがビルボの家のドアに集合場所のルーン文字を書いたおかげで、ビルボの家に13人のドワーフが詰めかけることに。ガンダルフが「食料はたっぷりある」とか言って、ひどい迷惑な話。仲間にすること前提で話進めてますよね。長期不在になるわけだから、食料庫は空にしておいたほうがいい。
ドワーフたちの皿回しっていうか、皿飛ばし? のシーンがすごい面白かった。歌もいい。どうやって撮ったんだ。訓練したのか。CGなのか。それとも割れない素材なのか。まあそんなこと考えないで観るのが楽しい。最後に一箇所に集まるというのも見事。およそ冒険とは関係ないシーンだが、彼らのキャラクターを浸透させる上では実に重要なシーンだと思った。
一度は旅の仲間としての契約を断るビルボでしたが、翌朝誰もいない家内を見て、いてもたってもいられなくなったのか、契約書を手に飛び出して行く。なんだかワクワクするシーンでした。

紆余曲折あり、一同はエルフの住まう裂け谷へ。懐かしさすら感じますね。
ドワーフ王家に伝わる地図の暗号を解くシーンで、偶然にも今夜は同じ月が昇るとか言って笑いましたが、こういう奇妙な運命って時々ありますよね。一瞬は御都合主義か? と考えちゃいますけど、特にファンタジー作品なら得体のしれない力に導かれるというのはよくあること。まあたいていが罠だったりするんですが。
ましてサウロンの復活の兆しがあらわれていますしね。というか、60年前のさらに60年前があるという壮大さに感嘆しました。サウロンを封じ込めたガンダルフとサルマンの話はやらないの? 観たいんですが。
この頃も変わらず、サルマンは真面目野郎だな〜。トーリンとどっこいどっこいな感じの石頭ぶりですが(笑)

石の巨人という新たな怪物が出現。雪合戦とかいって、旅の一行なんか気にもとめずに、3体でバトってます。笑いました。
命からがら山に空いた洞穴へ。トーリンに足手まといと言われたビルボは、帰ろうとします。が、ゴブリンの罠にはまり、棲み処へ落っこちてしまいます。ホビットであるビルボは連行されなかったので、つらぬき丸を抜いて戦おうとしますが、ゴブリンともみあい、崖下へ。
自分にしかできないことをやろうとするのがいいですよね。足手まといと言われて、挽回しようとしています。
崖下でゴラム(スメアゴル)に遭遇。なぞなぞバトルはなかなか面白かった。ゴラムがなぜサウロンの指輪を持っていたのかはロード・オブ・ザ・リングにて回想シーンがありましたよね。また観たくなってきましたが、来年7月の第三部観てからにしようかなぁ。BOX買いたいしね。

ゴブリンの棲み処から逃げる際のガンダルフの立ち回りがすごいですよね〜。他のドワーフの面々も動きがユニークだし、ゴブリン棲み処の構造が複雑なので2Dアクションゲームのステージみたい。この逃走劇が一番面白かったな。
なんとか逃げ延びるも、ビルボがいないことに気づいた一行は彼をボロクソに非難しますが、姿を現すビルボ。旅によって芽生えた仲間意識を語りますが、とりあえず相手にしないトーリン。

突如、トーリンの仇敵、オークのアゾグ登場。バトル。
トーリンの危機をビルボが助けます。このシーンはかなり熱かった。
でも結局グリフィンに助けられ、逃げただけなので、アゾグは倒されておらず、また狙ってくるんだろうなと。

ビルボの汚名返上で、一同は仲間としての結束を強めたのでした。おしまい。

なーんて。エレボールを地平線の先に臨む一行。
地図の隠し文字にあったように、ツグミがなんか石を叩いてましたね。
で、スマウグが目覚める。正直ドラゴンにとって黄金の魅力って何だ? と疑問ですが、「金の魔力」という言葉は理解できる。黄金の輝きは人の心を惑わす力があると、神話やファンタジーではおなじみに設定ですからね。
その魔力にドラゴンがあてられたとも思えず、何か別の、確固たる目的があるんじゃなかろうかと。本当に金への欲望だけじゃないだろうって思うんですよね〜。
ドラゴンはただの怪物ではなく、喋ったり人間と契約したりするから、まだ予想もつかないですね。
第二部は1年後か〜。早く観たいぜ。

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