2012年12月30日

ザ・ベスト・オブ・アルバム2012

みなさんこんにちは。今年も年の瀬ということで、2012年に発売されたアルバムのベストを決めちゃおうではありませんか。
今年は友達に誘われたり、自分で飛び込んだりしてライブにかなりの頻度で行った年ですね。
NEW HOUSE、HOTEL MEXICO、The Pains Of Being Pure At Heart、the pillows、相対性理論、荒川ケンタウロス、LETTING UP DESPITE GREAT FAULTS、Her Ghost Friend、そして自分たちのライブ。

ライブの一年でした。
昨年のザ・ベスト・オブ・アルバム2012では明確なルールを決めていなかったので、きっちりかっちりやりましょう。

<ルール>
・2012年に発売されたオリジナルアルバム(※ミニアルバム含む)が対象。
・シングル、EP、ベスト盤、シングル集、B面集は含まない。
・ネットレーベル、ボーカロイド曲、カバーアルバムは含まない。


上位は心が決まっていたのですんなりはまりましたが、下位が難しかった。
悩みましたね~。
それではいってみましょう! YouTubeの埋め込みをたくさんしてあるので回線気をつけてください。




第10位
TWO DOOR CINEMA CLUB『Becon』


鮮烈な1stアルバム『Tourist History』で人気を博した、イギリスは北アイルランド発の3ピースのインディー・ロックバンド。
2年経って発売された今回の2ndアルバムですが、賛否両論あって、ランキングに入れるかどうかかなり迷いました。
しかし、自分の耳と心を信じました。全体的にはロック色が強く、うるさい感じかもしれませんが、1曲目の「Next Year」でガツンとやられ、この曲が大好きな自分がいる。
本当はOwl Cityの『Midsummer Station』を入れようと思っていました。しかしOwl Cityを蹴落とすほどの勢いがこの1曲目から感じられたので、ランクインさせました。
アルバムのジャケットは、おパンティス丸見えなので、恥ずかしいという方はロンドンBrixton Academyでのライブ音源が収録されたLimited盤の購入をおすすめします。スリーブで隠せますから。
もちろんこのライブ盤もかなり生き生きしているので、とにかくノれるロックを聴きたい! という方はぜひ聴きましょう。1stからのファンにとっては微妙かもしれませんが、僕は好きなアルバムですね。




第9位
PASSION PIT『Gossamer』


3年空いたPASSION PITのニューアルバムは、エレクトリカルというよりもポストロックっぽい感じです。
アメリカの5人組バンドですが、EP『Chunk of Change』やアルバム『Manners』とは曲調が変わったというか、いろんなアーティストの影響を受けちゃった感じなんでしょうかね。
4曲目「Constant Conversations」がかなり好きで、次の5曲目「Mirrored Sea」は辛うじて今までのPASSION PITらしさが残っているか? いや、2曲目の「I'll Be Alright」のほうがPASSION PITらしいかも。
いろんなアーティストの影響を受けたとはいえ、「らしさ」を形成しているのがすごいので、9位に入れました。
7曲目「On My Way」なんてSigur Rósっぽい音が入ってますからね。
10曲目「Love Is Greed」も結構好きだけど、これは以前のPASSION PITとは全然違うよね。
聴いていて飽きないけど、地味なアルバムだと思う。前作『Manners』のほうがいいと思うファンはいっぱいいるよ、きっと。




第8位
Galileo Galilei『POTAL』


稚内発、現在は札幌で活動中のGalileo Galileiは2012年にこの『POTAL』と、ミニアルバム『Baby, It's Cold Outside』を発売しました。
アルバムとしてまとまりがあるのはこちらの『POTAL』だと思ったので、8位に。ミニアルバムのほうは、あまりまとまりがない。
「Imaginary Friend」(増刊ヤングジャンプ・アオハル)、「さよならフロンティア」(ドラマ荒川アンダーザブリッジ)、「明日へ」(機動戦士ガンダムAGE)、「青い栞」(あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。)と、タイアップ曲が多くアルバムに収録されました。それでも、アルバムのまとまりがあります。
それは2曲目「老人と海」、14曲目「くじらの骨」の歌詞が連動しているので、一本の芯ができているからだと思います。
個人的に好きなのは6曲目「Freud」と、7曲目「Good Shoes」。
1曲目「Imaginary Friend」などにはさよならポニーテールボーカルの1人であるみぃながコーラスとして参加しており、ファンを驚かせたのもいい思い出ですね。ミニアルバムでも参加しています。
BUMP OF CHICKENっぽいと揶揄されながら、すでにGalileo Galileiの曲にはGalileo Galileiらしさが形成されています。「らしさ」って重要ですね、やっぱり。
Galileo Galileiはメンバーが減って3人になってしまいましたが、札幌のガレージスタジオ・わんわんスタジオで共同生活しながら曲作りをしているとのこと。
実は前作『パレード』を持っていないので、このランクインを機に買いたいところです。




第7位
the pillows『トライアル』


トライアルツアーに2度行きました。O-EASTとZEPP TOKYO。
大好評のシングル「エネルギヤ」を中心に据え、SKETDANCEのエンディング曲となった「Comic Sonic」、震災の混乱をテーマにしてるのではないかとファンをどよめかせた「Minority Whisper」など、前作『HORN, AGAIN』から大きな進化を遂げていると感じた。
特に『HORN, AGAIN』では物足りなさすら感じたのですが、今作は十分に満足感を感じられる出来になっている。といっても、1月発売なのでもう1年近く前なんですけどね。
1曲目の「Revival」がとにかくかっこいい。the pillowsのライブでは必ずアルバムの1曲目から始まるんだけど、「Revival」から始まるともうテンションMAXで始まるからイキナリ全身の細胞がフル稼働し始めるからね。
しかしavexはフルのミュージックビデオをアップロードしてくれないからクソだよな。これじゃ無断アップロード・無断ダウンロードが無くなるわけないじゃん。




第6位
荒川ケンタウロス『Apartment』


昨年発売された1stミニアルバム『遊覧船の中で見る夜明けはいつも以上に美しい』で大注目を浴びた、今イチオシのインディーズバンド・荒川ケンタウロス。
5人編成の爽やかなバンドで、常に新しい風の中にいる。特に一人暮らしを始めた大学生は必聴の曲ばかりだ。
今作『Apartment』は2ndミニアルバム。フルアルバムの発売が待ち望まれるばかりだ。今作のテーマは「街」。テーマがあるということはつまり、アルバム(まあミニアルバムだが)としてのまとまりは抜群だということだ。「らしさ」ももちろんある。
ついつい口ずさんでしまいたくなるようなシンプルなメロディーが多いが、メッセージ性も強く、演奏も申し分ない。ボーカル一戸氏のナチュラルな爽やかさが自他ともに認めるバンドの顔になっていると思う。
特に2曲目の「superstar」が好きだ。サビが最高すぎる。落ち込んだときはなにかと暗い曲を聴きたがるものだが、この曲は落ち込んだときでも、いや落ち込んでいるときにこそ聴きたくなる。聴いたら、前向きな気持ちにしてくれる曲なんだ。
7曲目の「コース」も良い。ギター楠本氏の愛犬のために作られた追悼ソングだ。CINRA.NETのインタビューでその思い、製作過程などを知ることができる。
荒川ケンタウロスは徐々にレベルアップしているし、来年2月には新宿MARZでワンマンライブも決定している。フレッシュな曲調がいろんな人に受けているのも事実。先日ライブに行ったら、多くのファンがいて驚いた。荒川ケンタウロスを知っているのは僕ぐらいだと思っていた。
次はどんな曲を発表するのか、今からとても楽しみな、将来性のあるバンドです。



「コース」 ライブ映像


第5位
Of Monsters and Men『My Head Is An Animal』


友達からおすすめされたアルバム。男女6人編成の、「アイスランドのArcade Fire」と称されているファンキーなインディーロックバンド。
Arcade Fire好きはもちろんのこと、Broken Social SceneやLCD Soundsystem、The XXが好きな人は当然好きになるだろう。
6曲目の「Little Talks」がやたら有名だし、際立っているが、アルバム全体を通して聴いたほうが良い。それぐらいこのアルバムの完成度は高いと思う。4曲目の「Slow and Steady」もいいんだよね~。
聴いていて全然飽きないし、心の中に染み渡ってくる曲が多いと思う。
年明け1月24日には来日公演も決まっている。行こうかなーどうしよう。




第4位
Her Ghost Friend『Looking For Wonder』


「るきんふぉーわんだー」とひらがなで表記するのが通。
ボーカルのおのしのぶちゃんがとにかく可愛くて胸キュンなのですが、チャイルディッシュな歌声とよく評されており、とても素敵な歌です。歌のみならず、曲も素敵で、僕はあまり打ち込みオンリーの曲は好きではなかったのですが、Her Ghost Friendでがらりと感性を変えられてしまいました。
とはいえ、何でもいいというわけではなく、やはりHer Ghost Friendに限ってのことなので、DJ OBAKE氏がすごいんだろうと思います。
あ、でもDE DE MOUSEやPhantasmaさんの曲も好きか。そこまで苦手ってわけでもなかったんでしょうね。食わず嫌いが治ったような感じでしょうか。そのきっかけがHer Ghost Friendだったというわけですね。
Her Ghost Friendに出会ったのは前アルバムの「はだしのぼうけん」。たまたまヴィレヴァンで試聴したら一気にハマってしまったのです。
今年は2回ライブに行きました。ライブもとても楽しかったです。
「るきんふぉーわんだー」では2曲目「星キラリ、クレパス」がすごく素敵な曲です。ファンタジックで、ノスタルジック。
チップチューン調の3曲目「にじ色のスニーカー」も好き。9曲目の「風の谷のメトロウェイ」も間違いなく名曲。
先日クリスマスには3曲のフリーダウンロードがプレゼントされました。とても嬉しい企画でした。
ライブで披露された新曲「季節外れのバレンタイン」が音源化されるのを楽しみにしています。






第3位
LETTING UP DESPITE GREAT FAULTS『Untogether』


今年の来日公演最高でした!! 前回の来日公演も最高でしたね。
LETTING UP DESPITE GREAT FAULTSの2ndアルバム『Untogether』が3位にランクインです。
1曲目の「Visions」が発売開始前から試聴が行われていたので、期待値MAXで購入したところ、それを裏切らない素晴らしい出来になっていました。もちろん「Visions」も最高なのですが、個人的には5曲目「Numbered Days」と6曲目「Bulletproof Girl」が好きです。
アルバムジャケットに書かれている曲順が間違っていて、iTunesとどっちが正しいんだと慌てましたね。まあ、iTunesのほうが正しいみたいですが。
Dream Popという言葉がこれほどまでぴったりなバンドも他にいないでしょう。来日公演での風船のサプライズも、LETTING UPにふさわしいものでした。




第2位
Sigur Rós『Valtari』


2008年に衝撃の活動休止発表をしていたSigur Rósから待望の新譜が発売されました!
これを機にSigur Rósは積極的なライブ活動を再開。FacebookやTwitterでがんがん写真が上がりました。海外なので観に行くのはハードルが高く行けずじまいで、来日公演も経済的な問題で観ることが叶いませんでした。次こそは! 次こそはSigur RósとNEW ORDERのライブを観るんや!
Of Monsters and Menと同じくアイスランドのインディーフォークバンドです。というか、知らない人はいないと思いますが……。
ライブでは写真で見る限り、Sigur Rósメンバー以外にもどんどんゲストアーティスト、サポートメンバーが舞台に上がっていた印象を受けました。擬似大所帯バンドですね。
活動休止を破り、アルバムが出たので、2位にランクイン。それでも2位かよ? と思われる方は多いでしょう。
アルバムとしてのまとまりはあるものの、やはりインパクトが弱い気がします。曲もすごく良いのですが、なぜかあまり話題に上りませんでした。8曲しか入ってないからですかね? 全体的にローテンションで、しっとりしているからかもしれません。
穏やかな気分のときに聴くといいでしょう。どの曲が際立っているとかはないので、通しで聴くべし。目を閉じて、やすらぎの世界の中で、やわらかな日射しを浴びながら……。




第1位
NEW HOUSE『Burning Ship Fractal』


2012年はNEW HOUSEに始まり、NEW HOUSEに終わった年でした。
3月に1stフルアルバム『Burning Ship Fractal』が発売されたわけですが、1月か2月ぐらいに会場限定先行販売のリリースパーティを行ったんですよね。そのライブには行けなかったのですが、ツアーファイナルは行きましたよ!
新宿MARZで、ツアーファイナルの前にやったライブでは最悪の音環境で演奏もしっちゃかめっちゃかアレンジしまくってひどいものだったのに、ツアーファイナルでは音もよくなり、演奏にも安定感が生まれていました。
2012年はNEW HOUSEが大きな成長を遂げた年でしたね。キーボードの小室ちゃんの演奏と音がとても良くなり、プンプンのギターも新調したからかどうなのかわかりませんが、レベルアップしました。モロはベースを弾かなくなりましたし、MCもうまくなりませんでした。ユウタとセイヤは安定していますね。
個人的にはライブアレンジの「Natural Blessings」が好きで、今回のアルバムには収録されていないのですが、早く音源化されてほしいと思える最高に素晴らしい曲です。モロが近々何らかの形で音源を出せると言っていましたので、楽しみにしましょう。
NEW HOUSEの曲はAnimal Collective感が強く、「日本のAnimal Collective」と称されるほどの5人編成のエレクトロニックインディーロックバンドですね。
HOTEL MEXICOの新譜は寄せ集めのやっつけですし、Jesse Ruinsのアルバムは一曲一曲は光るものがあるのですが、アルバムとしてのまとまりや完成度はイマイチかなと思ったのでランキングには入れませんでした。
しかし、NEW HOUSEのアルバムの完成度は非常に高い。
アルバムの中で一番好きな曲は「He Howls」ですね。最近のライブでは1曲目に「He Howls」をやってくれることが多かったのですが、先日はついに変わりましたね。でもセトリの中には入っていたので安心です。
個人的にはたまにはいつも1曲目でやっていた「Lost」を聴きたいなと思うのですが。あとは「Transparent Box」、「Pond I」。一度しか披露されていない「Spiral Cloud」も名曲です。
歌詞はNEW HOUSE語なので、フィーリングで楽しみましょう。

余談:先ほど、友達から本日12月30日に渋谷HOMEで行われていた今年最後のNEW HOUSEライブの写真が届きました。クッソ笑いましたwww 綾波レイとエリザベス女王がステージに上がっていたようですね。ハジケすぎwww

NEW HOUSE最高ですね。その検索しづらさを除けばとにかく最高です。
べた褒めしすぎですかね? 当たり外れが多いとか言っちゃってるのに(笑)
いずれにせよ、今年はNEW HOUSE YEARでした!

「Empty Shop (Plug Up The Hole)」


「ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C」(SE)~「So Clean」~「Small World」


「Pond I」


あ、NEW HOUSEはいつもアニソンSEですから。メンバーはアニオタが多いとか多くないとか。


というわけでいかがでしたでしょうか。
ちょっと趣味が強く出過ぎちゃった気がしないでもないですが、基本的にはアルバムのまとまり具合とか、完成度、通して聴いたときに飽きないかどうかが評価のポイントでした。
だから昨年トップを総なめしたさよならポニーテールはナシ! この記事に書いた通りの感想をさよポニには未だ抱き続けています。

来年はHOTEL MEXICOやThe Suzanの新譜が出るようです。NEW HOUSEの音源も気になりますね。Of Monsters and MenやLETTING UPの次はあるのかどうか。数年後とかになっても、ちゃんと出してくれるのか。
2月のHOTEL MEXICOのライブも楽しみです。ミツメも出るみたいです。
荒川ケンタウロスのワンマンもありますしね。
死んでる場合じゃないよ。
生きなきゃ、音楽とともに。

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