2012年9月7日

ヒックとドラゴン

『ヒックとドラゴン』をレンタルで観ました。ブルーレイが欲しくなりました。
久米田先生が『さよなら絶望先生』の「紙ブログ」内で営業していた頃から漠然と観たいなーと思っていたのですが、ようやっと観ました。
めっちゃ面白かったし、続編、続々編も制作決定で3部作になるとか。
楽しみですね。



※以下、ネタバレを含みます。ご了承ください。


舞台はバーク島という架空の(?)島。ドラゴンに襲われるシーンから始まります。
シーン解説なんかは映像特典で語ってくれているので、そちらを参照ということで。

ドラゴンというと思い描くのはドラゴンボールとかドラクエのドラゴンか、あるいは『ドラッグ-オン・ドラグーン』のドラゴンですよね。
でもヒックとドラゴンに登場するドラゴンは、型にはまったドラゴンばかりではなく、それぞれに個性があり、種があり、デザインが1体1体違います。この点がまず魅力ですね。

主人公のヒック(hiccup)はたまたまそれら個性あるドラゴンのうちの1体、ナイト・フューリーを撃ち落とし、様子を見に行き、やがて仲良くなります。
ナイト・フューリーというドラゴンの種に、トゥース(toothless)という名前をつけるというのもいいですが、トゥースのデザインが猫や狼を想定して描かれているのでとてもかわいい。
ドラゴンというと大抵はデカくて、人間より圧倒的に強くて、炎や爪で蹂躙したり鱗がギラついていていたり、空高く飛んで見えなくなったりする。
神話としての性質を持っているはずのイメージを、トゥースの尾翼を怪我させることで打ち崩していますね。
崇高な存在であり、大体は寿命がとても長い。そんなドラゴンが猫のように目を丸くしたり、魚の中に混じっているウナギを嫌がったりする。空想上の生き物が実際にいたらどうなるかということを、実にリアルに描いています。
この作品製作の思惑通り、CGアニメなのにリアルさを感じるということは大成功していますね。

ヒックがトゥースと仲良くなるにつれ、バイキングのドラゴン討伐試験でドラゴンを手なづけたり、人気になったりして、いよいよ一人前のバイキングとして認定され、ドラゴン殺しが最終課題となるという対比をきかせたストーリーも見事です。
ヒロインのアスティに秘密がバレるという展開も好きですね。トゥースに乗って空を飛ぶシーンは、ヒックの練習時もアスティの口止めのときもどちらも素晴らしいアートワークで流れるようになめらかで、雲の描写なんか本当にすごい。新しいソフトを入れたとか言ってるけど、こういう技術進歩がどんどん映画を引き立てていく。
CGの3Dアニメなので、そういった新しい技術を使って全力で注いでいけるわけですね。2Dアニメや実写だと制限されちゃいますからね。手法としては正解だと思いました。

最後のバトルシーンですが、雲の上で展開させるのは他の仲間たちにとってかなり不安だと思うんですが、やはりちょっと下に出たときに待ってる仲間にまで攻撃が飛んでっていますから、雲の上なんでしょうね。得体のしれない怪物が、それこそ雷神のように雲の中で暴れている描写に仕上がっていて、物々しい雰囲気を醸し出していますね。
トゥースがヒックを翼の下で庇ってくれているというのもいいですね。死んだと思わせた主人公がやっぱり生きてました展開はあまり好きではないのですが、この場合トゥースの翼の見せ方がよかったですね。観てる方は、トゥースの翼の下にいるのでは? と思って観ているわけですから。
でも片足を失うと。続編のストーリーが気になりますね。

とはいえ、原作小説も第9巻まで出ているのかな。随分原作とは違うみたいですけど、ちょっとあらすじ読んだら、個人的には映画版のストーリーのほうが好きだな。
構図としては、火山島のボスドラゴン(トロール?)が他のドラゴンたちに食い扶持の要求をしていて、仕方なく人間の島を襲ってるって感じですよね。
悪いボスがいなくなったら、ドラゴンは人間と仲良くなったと。ギブアンドテイクの勧善懲悪ストーリー、いいですね。ただ、原作読んでないのでなんとも言えませんが。原作のほうがおすすめだという声がありましたら是非。

とても感情移入ができて、臨場感のある作品でした。
続編公開前にブルーレイ買おうかしら。

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