2012年7月11日

ファミリー・ツリー The Descendants

ラジオで紹介されていた『ファミリー・ツリー』。映画で音楽をやられている方がゲストに来られて、ハワイの音楽を奏でてくれていました。
そのラジオを聞いたときから、観たいなあと思っていた映画。というか、すでに公開終了間近だったのですけどね。
主演はジョージ・クルーニー。『スーパー・チューズデー』を観た少しあとのことでした。

ハワイにももちろん伝統文化は生きています。細々とではありますが、なんとかして守ろうという動きがあるみたいですね。ハワイ語を学校の授業に取り入れたりしながら。
ハワイではどこでも日本語が通じると聞きますが、本当でしょうか。観光産業も伝統文化と同じくらい大事なことはわかりますが、アメリカなんだから英語だけでいいじゃないの。英語と日本語とハワイ語の3つになっちゃいますからね。現にハワイ語を話せる人も少ないみたいですし。
日本でも方言を守りましょうね。標準語は大切かもしれないし、訛ってるとバカにされちゃうかもしれませんが、方言には地域独特の文化が根付いています。もちろんハワイ語は方言とは違いますが、またハワイに限らず地域言語が失われてしまうのは悲しくもありますね。

この『ファミリー・ツリー』(原題:The Descendants、意味は「末裔たち」)も、文化とは違いますが、ハワイに残された自然を守ろうとするお話です。
紆余曲折あり、脱線しまくりますが、それがまたいいのですよ(笑)

ハワイに行きたくなる映画です。ハワイの海で泳いだり、自然のなかでキャンプしたくなる映画です。
ハワイの伝統音楽を聴きながらね。



※以下、ネタバレを含みます。ご容赦ください。


カメハメハ大王から代々受け継がれてきたハワイの土地。それを管理する一家のなかで最も発言力のある家の主が主人公のマット・キング氏です。弁護士をやっています。
娘が2人いて、母親はボートの事故で意識不明の重体。そのせいもあって、家庭がうまくいっていない。
ハワイは楽園とは言っても、そうそううまくいくことばかりじゃないということを描いていますね。

ハワイにはいくつか島があり、親族たちは仕事などいろいろあって各島にそれぞれ住んでいます。もちろん同じ島に住んでいる親戚もいて、家族会議を開きます。
内容は、ハワイ最後の自然と呼ばれる広大な土地を売り払うこと。
売り払うと、そこにリゾートホテルやゴルフ場ができてしまいます。美しい山の緑や秘境のような浜辺は汚され、人で埋まってしまうでしょうね。

さて、そんな中奥さんの浮気問題が発覚。相手を捜して、つきまとい、後をつけ、直談判に。
もちろんなにをするというわけでもなく、ただ確認のために。
実は土地を売ろうとしていたのはその浮気相手の男の不動産会社だったのです!(なんだってー!)

このあたりで結末は読めますね。建前は自然のためだが、本心は私怨にも近いものがあると思うんです。
いてもたってもいられなくなって、道を全力疾走して浮気の事実を突き止めにいったりね。
ジョージ・クルーニーがアロハを着て全力疾走するんですよ。素敵ですよね。
それで結果、マット氏は土地を売るのをやめます。
すごくいい! そういったごちゃごちゃな気持が綯い交ぜになって、決まりかけた結論にゴーサインを出せなくなるところが。
で、土地の信託が問題点になっているようなのですが、そのあたりよくわからないのです。まあとにかく、あの広大な土地をどうするのかあと数年以内に決めてねということだと思うのですが。
その数年の間に答えを出すということになって終わります。どうするのでしょうね。わかりませんが、あの浮気相手の会社にだけは売らないでしょうね(笑)

あの上の娘の彼氏はうざいですね~(笑)
うちのばあちゃんも認知症だったので、イラッときましたが、殴られてるのでいいでしょう。
殴ったじいさんもじいさんですけどね。
で、マット氏のことを病院で避難するのですが、娘たちが「パパはつらいのに頑張ってる」って庇ってくれて、すごくいいシーンだなと思いました。

浮気相手の妻も見舞いに来るのですが、やたらマット氏の奥さんを責める責める。
悪いのはお前のせいでもあると思うけどどうなんだろ。浮気は全面的に男性が悪いのかな、いい結婚生活ができなかったら浮気しちゃったんじゃないの。そもそもマット氏の奥さんが誘惑したのかどうかわからんし……。
マット氏が最初のほうに言った「いつもそうだ。女はいつも“悪くない”」というセリフがいきてきますね。

とても複雑ですが、最後は家族でテレビを観るシーンで終わります。
バラバラだった家族がいろいろあってひとつになりましたね。アイスを食べるシーンがなかなか暖かい気持ちにさせてくれます。

ハワイに行きたい。
ハワイの自然を肌で感じたい。
きっと今もぬくもりのある場所なのでしょうね。いやー、実に行きたい。

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