2012年6月30日

ドライヴ

『ドライヴ』を『スーパー・チューズデー』のあとに観ました。先週ですね。書くのが大分遅れました。
かなり評判が高い作品のようです。賞も獲っている。そしてR-15。『ドラゴン・タトゥーの女』のせいでR-15=モザイク付きの性行為か? とか思っちゃいましたが、どうも違うようですよ?(あ、『ドラゴン・タトゥーの女』は好きです。念為)

この作品も主演がライアン・ゴズリング(!)
そのため、



※以下、ネタバレを含みます。ご了承ください。

(承前)
『スーパー・チューズデー』のラストで真実を暴露し、正義は売ったが己の魂に従ったスティーブンが、地位も職も家もなくし、遠い街で名を変えてスタントマンのアルバイトをしながら自動車修理工場で働いている……。とか。一つのストーリーが自分のなかで形成されてしまいましたね。
だって、ふらりとこの街に現れて働かせて欲しいと言い、やらせてみれば修理の腕前はなかなかのもので……とか言うから、以前住んでいた街を追われて仕方なく手に職つけたみたいに聞こえるんだもの。

まあ、まったくの別作品なので妄想はこのぐらいにしておきましょう。
っていうか、『スーパー・チューズデー』のほうが公開は後ですからね!(笑)

主人公のキッドは映画のスタントマンが本業かと思ったら、自動車修理工場が本業。
ドライビングテクニックはピカイチ。レースがどうのこうのとスポンサーをつけたりして準備を進めているんですが、なんやかんやでご破算になる展開、あれなんとかしてくれ……。
レースがみたかったのです。タイトルが『ドライヴ』ですし。

裏稼業が、強盗の逃走援助なんですが、『トランスポーター』とは違い、時間制限とかシビアです。
始めはパトカーやヘリの無線を傍受したり、影に隠れてやり過ごす形で逃走するので、普通のカーチェイスものとは一味違う、ステルス・クライムアクションだ! とか期待しちゃいましたが、数分後全力疾走する車……(笑)
駐車場に入っていって、なんかイベント終了時みたいな人ごみがあるなか、警察を横切って帰っちゃうわけなんですが、車の中に残された犯人たちはどうなったんでしょうね。そのあたりの描写がまるでなされず、まあ、人ごみに隠れて逃げたのか、あるいは

そして、しばらく強盗の手助けはしなくなります。隣人の女性が素敵だからですね。真面目に働こうと。バーにメシを食いに出かけるんですが、顔が売れているので強盗に仕事の話を持ちかけられますが、それを断ったりね。
で、その隣人の女性の旦那が出所するわけですが、まあなんやかんやと犯罪者仲間に目をつけられて、キッドはなんとか調停役を務めようとするんですが、罠にハメられてどんどん逃げ場がなくなっていきます。
強盗の手助けというか、この旦那さん・スタンダードのために逃走援助を勝手でたわけですね。報酬はゼロで、チャラにしてほしいといった感じ。

銃声にびびります。
体がビクンと跳ね上がりました。
R-15怖い……。
隣にいた高校生っぽい男子2人組に笑われちゃったかしら。
でもあれはびびるって。自分が撃たれたかのような、生々しい、そして鮮明な銃声なんだもの。
もちろん映像もついてる。倒れるスタンダード。

犯罪者グループ=マフィアは家にまでキッドを狙いに来るわけですが(口封じかな)、返り討ちにして、めっちゃ血しぶきが飛びます。R-15怖い……。

単身乗り込んでいくも、マフィアのボスがレースのスポンサーの友人のゴリラで、まあそれでレースの話が破算になったようなものなのですが、そのスポンサーまでマフィアの仲間になって攻撃してくるからもうドロドロ展開です。

そういえば、エレベーターの中で敵の顔をぐっちゃぐちゃに踏み潰すシーンがあって、隣人女性アイリーンがその様子を見てめちゃくちゃ引くわけですが、僕もなにもそこまでしなくても、気絶させるぐらいでいいだろ……とか思っちゃいましたね。R-15怖い……。

解決は金。なんともまあ、やりきれない感じですけどね。
で、キッドはここにはいられないのでまた別の街へ。という引きで終了。

非常にクールな作品だと思います。
内側に秘められた“冷たさ”みたいなものが、隣人女性の家で息子とテレビ観てるシーンとか、パーティのシーンとか、食事に招かれているシーンとかにあって、どこか冷めきった空気が内包されている。
そういう意味で、クールです。

なによりあのピンク色の筆記体フォントがセクシーで官能的ですからね。
「夜」というのも強いキーワード性を帯びています。昼と夜の対比があって、結局、夜の世界が主軸なんだと。
でも物語が終わったあとではどうでしょう。もうキッドにとって、夜の世界が主軸ではなくなっているように思います。それとも彼はまたどこかで強盗の手助けをしているのでしょうか?

『ドライヴ』にしろ『スーパー・チューズデー』にしろ、ライアン・ゴズリングの登場する作品は結末の後の世界を想起させてくるものが多いのでしょうか。ならば彼が出ている作品はすべてチェックしなければ……!

早稲田松竹で今日6月30日からやるようなのでぜひ。

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